back

ミサイル搭載のサイドカーを
切り離した状態
 
両国が初登場した時は、後に活躍するバイクみたいにフルカウルではなく、ネイキッドでした。
またサイドカーは装備してありましたが、後の8発のロケット・ランチャーを発射できるサイドカーではなく
なんと大きなミサイルが1機搭載されたものでした。しかもミサイル単体が発射される訳ではなく、
バイクである程度標的に近づいたら、サイドカーごと切り離して、そのまま標的にぶつけるという
大胆な特殊装備です。漫画でのミサイルは上のイラストよりはるかに大きいものでしたが、あまりに

不恰好なので、控えめに描きました。

 
さて、両国のバイクをなぜCB72にしたのか。
メンバーは任務につく前に世界(メンバーのひとり)によってバイクの訓練を受けました。しかし、両国は
身体が小さいので、バイクの操作が熟練するまで、任務当初は身体にあったライトウェイトなバイクで
高性能なモノを・・・ということで選ばれたのがCB72ではないか・・・と考えました。
実車(ホンダCB72)について
CB72はC72をベースとして誕生しましたが給排気系を独立させてツインキャブにし、当時クラブマンレース
等で活躍したCR71と同等の24馬力を発生しました。シャシーはラグのろうづけ結合をされている専用設計
のパイプフレームを採用。当時の最高技術を惜しげもなく投入され、市販車としては驚きの高性能を発揮
しました。
「Y部品」と呼ばれるレース用のパーツがかなり多く用意されていました。ハイコンプピストンから5段クロス
ミッション、キャブ、マフラー等々のエンジン関係から前後サスペンションパーツ、レーシング・シート、ハンドル
等々のシャシー関係に至るまで、その品数の多さからホンダのレースに対する思いの深さを感じとれます。
以上のことからもCB72は、多くのユーザーの心を捉え、ロングセラーモデルとなりました。

形式
ドリーム・スーパースポーツCB72
総排気量
247cc
車両重量
153s

最高出力

24馬力/9000rpm
エンジン形式
空冷4サイクルOHC単気筒
最大トルク
2.06kgm/7500rpm