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このバイクは最終章「魔像の十字路」において、飛葉が八百を助けに行くシーンで乗っています。
「魔像の十字路」の冒頭で謎の老婆がワイルド7の消滅を予言する。 つまり、メンバーの死である。
ワイルド7の最後の敵となるのは、日本を乗っ取り独裁者として君臨しようとする秘熊防衛大臣とその一味。
そして、予言の最初の犠牲者が「八百」だった。 この回では、八百のプライベートな部分も描かれており、
八百の死をさらに悲劇的で切ないものにさせている。 詳しい内容は割愛しますが、その八百を助けに行く
際にこのバイクに乗り銃を撃ちながら登場します。 このバイクの車種を特定できた特徴は、フルカウリング
で、カウルの特徴的な2本のライン。シングルシートでリア・ウインカー周りのデザインの処理の仕方。 正面
からのアングルの丸ライトとその両脇のウインカーの形状等々からビモータのSB2とわかります。
飛葉がSB2に乗るのはこの時だけで、これ以降SB2が登場することはありません。 こんな高価なバイクを
一回だけ使うなんて、なんて贅沢・・・ もったいない・・・(笑)
さて、マンガで登場する飛葉の乗るビモータSB2は、何の改造も無くノーマルのままですが、あ、ビモータ自体
既存のバイクをチューンナップ&ドレスアップしてるから必要ないか・・・。 そのノーマルのSB2を2ワイルド7
仕様にしてみたのが、下のイラストです。 カウリング等のカラーリングをちょっと変更してワイルド7のマークを
入れたのと、空気抵抗を意識したデザインの赤色灯を付けてみました。
 
 
実車( Bimota SB2 )について

1977年から1979年まで生産された、ホンダCB750KOのエンジンを搭載したHB1に続くビモータ2作目で、

スズキGS750のエンジンを搭載するSB2。 公道走行可能な完成車としてはビモータ初の車種です。
ボルト締結による分割式メインフレームに、ビモータのデザイナーのマッシモ・タンブリーニ時代の特徴の一つで
ある「コアキシャル・スイングアーム(同軸ピボット・スイングアーム)」を採用した初の車種です。

 

形式
Bimota SB2
総排気量
743cc
車両重量
196s

最高出力

75馬力/8700rpm
エンジン形式
空冷4サイクルDOHC4気筒
最大トルク
5.8kgm/8200rpm