360 GTC (2001) ixo

マラネロのコルセ・クリエンティ部門がミケロット・アウトモビリの協力を得て開発したモデル。

先代の360GTでテストにより多くの成功を収めた最新のテクノロジーを採用。

360GTと比べると、360GTは空力面での改善が顕著。風洞テストの結果、リアウィングの位置が変更になり、ダウンフォースが大幅に増強されています。 また、レギュレーションが定める最低重量ちょうどの1100kgに仕上がり、オリジナルパーツの強度を保ちつつ、大幅な軽量化に成功しています。

エンジン形式 : 90度V型8気筒 DOHC    総排気量 : 3586cc
最高出力 : 443ps/8750rpm         最大トルク :41.8kgm/6500rpm

575M maranello (2002) ixo
550の後継車としてジュネーヴ・モーターショーで発表された。
550の5473ccから5748cc、5.75リッターへモディファイされた事から「575M」と名付けられた。 Mはイタリア語で言うモディファイの頭文字。 それにより550に比べて15PSの出力アップと3.0kgmのトルクアップとなる。
トランスミッションは従来の6速マニュアルとフェラーリのV型12気筒モデルでの初のF1マチック6速セミATも用意された。
2005年にGTCパッケージが追加された。
エンジン形式 : V型12気筒 DOHC    総排気量 : 5748cc
最高出力 : 515ps/7250rpm       最大トルク : 60.0kgm/5250rpm

Enzo Ferrari (2002) Red Line
2002年のパリサロンで正式デビュー。
創始者エンツォ・フェラーリの名を冠したフェラーリのフラッグシップ・カーです。
このエンツォ・フェラーリは、F1で培った技術を惜しみなく投入して開発されました。カーボンコンポジットモノコック、660馬力を発揮する6リッターV型12気筒エンジン、高度に電子制御されたプッシュロッドタイプのダブルウィッシュボーンサスペンション。
それらのハイメカニズムをピニンファリーナの手になるエアロボディで包みました。
エンジン形式 : 65度V型12気筒 DOHC   総排気量 : 5998cc
最高出力 : 660ps/7800rpm         最大トルク : 67.0kgm/5500rpm

F430 (2004) ixo
2004年パリ・モーターショーで発表される。
日本では2005年に発売。
V8エンジンは4308cc。 430の車名はこの排気量から由来している。
F355と360モデナに採用されていた5バルブは廃され4バルブとなるが、モデナに比べて出力は90馬力、トルクは9.4kgm高められ、490馬力と47.44kgmを発生する。 量産車として初となる車両の運動特性を総括的に制御するシステムである電子制御ディファレンシャル「Eデフ」と、F1で「マネッティーノ」と呼ばれる走行モード選択スイッチがステアリングホイール上に付いている。
デザインはF1で採用された「シャークノーズ」をモチーフにしている。
6速のMTとセミATが選べる。
エンジン形式 : 90度V型8気筒 DOHC
総排気量 : 4308cc
最高出力 : 490ps/8500rpm
最大トルク : 47.4kgm/5250rpm

612 Scaglietti (2004) ixo
2004年のデトロイト・モーターショーでデビュー。 612の名前は、約6リッターエンジン、12気筒から由来する。
これまでのフラッグシップカーであった465GTの後継車種で2+2の4シーターの室内レイアウト。 ピニンファリーナの巧みなパッケージングにより居住性が拡大し実用性が上がった。
 「スカリエッティ」の名は、昔フェラーリと関わりが深かったカロッツェリアのオーナーの名前であるセルジオ・スカリエッティに由来する。
サイドのデザインは、イタリア人映画監督ロベルト・ロッセリーニが、妻で女優であるイングリット・バーグマンに送った54年の375MMクーペ通称バーグマンクーペをモチーフにしている。
エンジン形式 : 65度V型12気筒 DOHC
総排気量 : 5748cc
最高出力 : 540ps/7250rpm
最大トルク : 60.0kgm/5250rpm

FXX (2005) ixo

フェラーリのフラッグシップ・カーであるエンツォ・フェラーリをベースにフェラーリの持つレーシング技術を贅沢に盛り込んだサーキット専用モデルです。

サーキット専用なので公道は走れません。基本は運転席のみだが、オーダーメイドにより助手席も取り付けられる。また、シートやペダル等もオーナーに合わせてオーダーメイドできる。ボディはカーボン製で、スポイラーはサーキットに合わせて調整できるようになっている。

構造上、後方が見えないので、後方が見れるようにルーフにカメラが取り付けられています。

凄すぎるぜ!FXX!!

エンジン形式 : 65度V型12気筒 DOHC
総排気量 : 6262cc
最高出力 : 800ps/8500rpm
最大トルク : 70.4kgm/5750rpm

599 GTB Fiorano (2006) ixo
エンジン形式 : 65度V型12気筒 DOHC
総排気量 : 5999cc
最高出力 : 620ps/7600rpm
最大トルク : 62.0kgm/5600rpm
1996年に発売され好評を博した550マラネロの後継モデルとして2006年のジュネーヴ・ショーでデビューした。
ピニンファリーナのボディが美しいです。
6リッターのV12エンジンをフロントに積むフロント・ミドシップです。 シャシーはアルミスペースフレームを採用することにより、シャシーが約40%も軽量化された。 それにより車重は1577kgという軽さで、620馬力、パワーウエイトレシオが2.6s/hpという凄さ! 当然加速にも優れ、最高速330km/hという性能を発揮しながらも非常に乗りやすく、振動が抑えられ静粛性の高いエンジンになっている。
グリップを安全にコントロールできるハイテクまで装備されている。

California (2008) Mattel
エンジン形式 : 直噴V型8気筒 DOHC
総排気量 : 4297cc
最高出力 : 460ps/7750rpm
最大トルク : 49.0kgm/5000rpm

2008年パリ・モーターショーで発表された2+2モデル。「カリフォルニア」という名称は、60年代に人気を誇った250GT・カリフォルニア・スパイダーに由来しています。V8エンジンをフロントミッドにマウントするレイアウトからレーシーなF430と違いGTカー的存在。

メタルトップを持つクーペ・カブリオレ式コンバーチブルはフェラーリ初。また、V型8気筒のFRもフェラーリ初。 更にラゲッジルームは、フェラーリ史上初のトランクスルー方式が採用され、容量は通常360リッターで、ルーフを格納した際でも260リッターが確保される。

実用性も兼ねたフェラーリでもある。デザインは内外装共にピニンファリーナが担当。


599XX (2009) Mattel
2009年のジュネーブ・ショーで発表された。
599をベースにサーキット専用にチューンされたもの。 599のFXX版ってとこですね。
ボディやフレームはアルミやカーボンを使い軽量化された。 5999ccの65度V型12気筒DOHCエンジンを搭載。 排気量はノーマルの599と変わらないが、構成部品のチューニングで9000回転で700馬力を発生。

458 Italia (2009) Mattel
エンジン形式 : 直噴V型8気筒 DOHC
総排気量 : 4499cc
最高出力 : 570ps/9000rpm
最大トルク : 55.1kgm/6000rpm
V8ミッドシップのF430の後継車として2009年9月のフランクフルト・ショーで正式発表されました。 名前の「458」は、4.5リッターV8エンジンを搭載することに由来します。
このエンジンは、フェラーリのミドシップ・モデルとしては初めての直噴エンジンとなります。
また、トランスミッションはカリフォルニアに続き、7速デュアルクラッチ式F1マチックが装備され、マニュアル仕様はない。
外装は空気力学上、ハイレベルなデザインがされ、内装、装備においてはミハエル・シューマッハの意見が取り入れられたということらしい。

FF (2011) Mattel
エンジン形式 : 直噴V型12気筒 DOHC
総排気量 : 6262cc
最高出力 : 660ps/8000rpm
最大トルク : 69.7kgm/6000rpm

フェラーリ初の四輪駆動モデルで、2011年のジュネーブ・ショーで公開されました。

FFは「Ferrari Four」の略。

フロント・エンジン、4シーターGTモデル。

注目を集めた4WD機構は、フェラーリが独自に開発した物で、一般的な4WDのシステムに比べて50%も軽量である。特許を取得し「4RM」と呼ばれる。デザインはピニンファリーナ。顔つきは最近のフェラーリの流れをくむものですが、プロポーションは、今までとは雰囲気が違いますね。 写真などで見るとコンパクトに見えますが、サイズは612スカリエッティと同サイズくらいなので実物は大きいです。 トランスミッションは、デュアルクラッチ式F1ミッション。